ディレイプラグイン、とりあえずできたと、思います
初プラグイン、公開してみよう〜
オーディオプログラミングの勉強も兼ねて、JUCEで開発したVSTプラグイン、「ParallelStereoDelay」がひとまず、最低限できたかな、という雰囲気になりました。作るだけというのも悲しいので、公開したいと思います。
キャッチフレーズは、「他に代替もきく!なんとか形になったディレイプラグイン」ですw
出来るだけシンプルに使えるというところを目指してみました。
個人的には、軽く音質調整ができるローハイのカットもオールインワンになっている点が、さっと挿してさっと使えるかな、と思っています。
ダウンロード
プラグインの動作保証はしておりませんので、ご利用の際の不具合や、動作環境による不明点はお答えできませんので、その点、何卒、ご了承くださいませm__m
MAC用
「/ユーザ/●●/ライブラリ/Audio/Plug-Ins/VST3/」フォルダに配置すると、DAW起動時に認識すると思います(多分w)
MacOS X 10.14.6のLogic Pro X 10.4.6で動作しております。
Windows
下記GoogleDriveからダウンロードできます。
https://drive.google.com/file/d/1nD__YzhAS_d5a9PGP42IN14BFJLzaISr/view?usp=sharing
Windows11のREAPER(x64)で動作検証しております。
機能
DRY、WETセクション
一番左の「DRY」「WET」ノブで、原音とエフェクト音の音量をそれぞれ調整可能です。
DRY:0.0~1.0までの範囲で原音の音量を調整できます。
WET:0.0~1.0までの範囲でディレイ音の音量を調整できます。
使い方として、DRYが0.0、WETが1.0の時に、ディレイ音のみとなり、バストラックのセンド用エフェクトとして利用するなどの使い方もできます。
DELAY TIMEセクション
LとR
ステレオディレイということで、LとRのそれぞれのチャンネルのディレイタイムを10秒まで設定することができます。
SYNC
「SYNC」ボタンをオンにすると、DAWのテンポでディレイするようになります。
コンボボックスで、左チャンネル、右チャンネルそれぞれ、どの符割りでディレイを発生させるかを選択することができます。現在実装しているのは、(カッコ内はコンボボックスのパラメータ名)
「全音符」(Whole)、「2分音符」(2)、「4分音符」(4)、「8分音符」(8)、「付点8分音符」(8T)、「16分音符」(16)、「付点16分音符」(16T)です。
※最大10秒のディレイタイムなので、テンポシンク機能でBPM5の四分音符など、10秒を越えるものは同期せず、10秒のディレイタイムとなります。
FEEDBACK
0~0.99で、ディレイ音の繰り返し量を設定します。0.99にするほど、ディレイ音の減衰が少なく、より長い時間ディレイ音がフィードバックし続けます。
Equalizer
上がハイパス、下がローパスフィルターです。ディレイ音のみにフィルターがかかります。
イコライザ部分は、一次ハイパス(ローパス)フィルタで実装してあります。ディレイ音のみをより高度なイコライジングを行いたい場合は、センドバスにプラグインを設定して、DRY0、WET1として、後段に専用のイコライザー等を設けて調整することをお勧めします。
使いにくい点
ノブが回しにくい・・・w です。ノブの見た目が好きなので、下のテキスト数値も直接入力できるようにしてあります。
UndoRedo機能は現状不要かもしれませんw
再生、停止でオーディオバッファをリセットする機能が必要なことがわかりました。再生停止しても、ディレイ音が残るので、その点は改善点としてとどめておきます。
まとめ
個人的には、シンプルにディレイがテンポシンクしてほしい使い方がよくあるので、適当にさっとさしてシンクさせるようなとき、また、ディレイ音にEQほしい時にオールインワンになっているという点がいいかな、というところに落ち着きました。複雑なことはできませんが、なんとなく形になったという点は嬉しいです。