【MoogシンセアプリModel D】LogicのMIDIデータをBluetoothで送信して録音する

Moogシンセのアプリ、Model DにはブルートゥースでMIDI接続できる機能がありました。

MacのBluetoothMIDI設定をホストにして設定することで、LogicProXのMIDIスクロールに入力した演奏データでアプリを演奏することができました。

Model Dは太くてバリッとした良い音でしたので、Logicと連携されることで、外部音源のように利用できます。スマホの音声出力をオーディオインターフェースで録音するというような流れです。

↓このアプリです。

App Store
‎Minimoog Model D Synthesizer ‎The Minimoog Model D App is a software transmutation of the world’s first portable synthesizer, the Minimoog Model D®. Anyone can jump in and play with over 16...
目次

メリットとデメリット

この方法のメリット

・スマホをMoog音源のように利用できます。

・アプリ出力の音声の音にアウトボードを噛ませてこだわることができます。

・Logicとピアノロールで連携できます。

・スマホのMIDIインターフェースが不要です。

デメリット

・設定が若干めんどくさいです。

・DTMのようにソフト完結に慣れていると微妙なやり方です。

・Bluetoothなので若干遅れが出ます。(録音後に若干波形の移動が必要)

検証環境と構成

Mac(MacOS X 10.14.6)とiPhone6Sを利用しました。

接続の設定

ユーティリティから「AudioMIDI設定アプリ」を開きます。

「Audio MIDI設定」の「ウィンドウ」を選択して、MIDIスタジオを表示します。

MIDIスタジオのウィンドウ右端の矢印を押し、「装置を構成」「Bluetooth構成を開く」を押します。

以下のウィンドウで、「アドバタイズ」ボタンを押します。

ここからはiPhoneアプリ側の操作です。

アプリ右上の設定ボタンから、以下の画面のように「MIDI」を押します。そして、右下の「BLUETOOTH MIDI」を開きます。

Macの名前が表示されていますので、そこをタップしてコネクトします。

「Connected」となって、画面を戻ると、以下のようにMacが入力欄に表示されますので、「INPUT」を接続したMacとします。

先ほどのMacのMIDIスタジオには以下のようにiPhoneが接続されています。

ここからはLogicProXの設定です。新規トラック作成で、「外部MIDI」を選択、「MIDIの送信先」をiPhoneとします。

そして、この外部MIDIトラック以外には、iPhoneの音声出力を入力しているオーディオインターフェースのチャンネルからオーディオ入力トラックを作成しておきます。

この状態で、外部MIDIをコントローラなどで操作すると、iPhoneにMIDIが送信されてオーディオチャンネルから音声が出力されます。

曲の一部で利用するとき、外部MIDI入力からiPhoneへの入力に若干のレイテンシーが発生しますので、録音時は若干波形を前にずらして調整する必要がありました。

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