Vienna製品がiLokへ対応したみたいですね、しかもiLokクラウドもいけるのでドングルが不要になりますね!
待望のライセンスのクラウド化だね!
ViennaSymphonicLibraryがiLokへのライセンス管理へと移行したので、早速iLokクラウドへライセンスを移動させたいと思います。英語を読むのがめんどくさい方などの役に立てればと思います。
※iLokへライセンス移行した場合、新たにインストールし直す必要があるので、その点、注意が必要です。ライブラリもインストールし直す必要があります。SonicWire公式にも、注意喚起があります。私は、SpecialEdition1のみ(と無料のBigBang)で、普段あまり利用していないので、とりあえずやってみることにしました。
ちなみに、私の環境では、MacOS10.14.6、LogicProXで行なっています。
SonicWire公式の移行ページも参考にしました。
iLokアカウントは、すでに作成済みで、iLokアカウントのIDを持っている状態での手順です。移行を悩んでいる方の移行の手間のボリューム感などの参考になればと思います。
iLokアカウントの連携
ViennaSymphonicLibraryの公式ページから、MyAccountのMyProductsにアクセスすると、iLokアカウントを入力するテキストボックスがありますので、そこにiLokアカウントを入力して、「Submit」ボタンを押します。ライセンスの移行自体は、とても簡単です。
iLokへのライセンスの移行
ページの下の部分には、自分がライセンス登録しているVienna製品の一覧が表示されています。また、status欄には、iLokへの移行可否が表示されます。
緑色:iLokへの移行が完了した製品
オレンジ色:まだiLokへ移行が完了していない製品
赤色:iLokアカウントへ移行できない製品
となっているようです。また、移行するかどうかは、選択をして製品毎の「submit」ボタンを押す必要があります。このsubmitボタンが表示されるまでは、iLokアカウントをviennaに連携させてしばらく準備に時間がかかかるようです。
土曜日に、上記iLokの連携申請を行ったら、次の週の水曜に、メールで準備できたよ、というメールが届きました。待機時間は約1週間とのことですが、私は5日で来ました。画面も以下のように変化していました。一番上のところに、Depositボタンが出現していました。
Depositをした後は、下のように、statusが緑になりました。iLokでのライセンス管理に以降したようです。
Viennaライブラリのインストール
iLokに移行したvienna製品は、ViennaAssistantというアプリで再度ダウンロードする必要があります。
ViennaAssistantのインストール
次のメールが来ましたので、1にある、ViennaAssistantというアプリをダウンロードして、インストールしました。macでは、pkgファイルがDLできますので、これをダブルクリックしてインストールするのみでした。
アプリを起動すると、ログインするために、一時的にブラウザが開きますので、そこでログインすると、アプリ側に戻ってきて、アプリが製品ライセンスを連携してくれました。Not Installedには、自分が持っているソフトが登録されていました。
アプリのインターフェースは綺麗で、他の製品も見られるので、物欲をそそる作りになっておりますw
ライブラリのインストール
今回、一番めんどくさいと思われる、iLok用のインストールです。以前のデータは利用できないっぽいので、新たに全てをインストールし直していきます。今回、私はSynchronPlayer、SynchronPiano、SpecialEdition Vol1をインストールしていきます。
ライブラリのインストールでは、平均500KB/sという速度しか出なかったので、夜中放置してインストールを行いました。ここは、個人のネットワーク環境とかあると思いますので、なんとも言えませんが、AmazonPrimeビデオを見ながらでも速度はあまり変化なかったので、おそらくViennaサーバーと日本の家庭の環境間ではこのくらいなのかな、と思ったりもしています。更新されて間もないので、混み合っているのかもしれません。私はWiFiでやったので、有線LANならもう少し早いのかな??とも思うのですが、どうなんでしょうか。他のライブラリのインストールやダウンロードはもっと早いので、向こうのサーバーの速度な感じもしています。
Viennaライブラリを数多く更新しなければいけない人は、とても大変だと思いますので、これは、かなりハードルが上がるのかなとも感じています・・・
iLokライセンスのアクティベート
製品を起動させる前に、iLokのアクティベートを行なっておかないと、SynchronPlayerがライブラリを認識しないようです。iLokManagerで、iLokクラウド上にアクティベートを行いました。
この時、free版のBigBangオーケストラは、iLokドングルにしか移動できない仕様です。有料のライブラリはiLokクラウドに移動できます。
動作確認
ここまでの手順で、正常に起動して、ライブラリも読み込むことができています。
ちなみに、viennaを使った過去のプロジェクトも開いてみました。
SynchronPlayerが新しいライブラリを検索?か何かしているようで、私の環境では、いつも開くより、開くのに時間がかかりました・・・そして、開いたのはいいですが、音源設定がリセットされていました・・・
これは、SP1が更新されて音色が増えていたのも影響しているのかもしれません。2019年にダウンロードして以来、アップデートをしていませんでしたので、昔のSP1をアップデートせずにそのまま利用している場合に当てはまる現象かもしれません。
ということで、過去プロジェクトの音色設定を再度行なって保存したプロジェクトは正常な速度で起動するようになりました。
旧バージョンのライブラリについて
※後から気がついたのですが、SonicWireの説明文に、eLicenserバージョンに加えてという文言があったので、過去のライブラリがあることで、過去のプロジェクトも正常に動作する?のかもしれません。私は削除しましたw
私の環境(デフォルト設定)では、viennaライブラリは、ユーザー階層直下のviennaフォルダに格納されるようになっていましたので、ここにライブラリが存在しています。
ViennaAssistantでインストールした時も、アプリのインストールパスを、同じ場所(デフォルト)にしてありましたので、インストールが終わったら、次のようにデータが増えました。(赤枠がiLok版のviennaライブラリ)
このままでは、使わないライブラリを持っていることになるので、iLok版ではないライブラリを削除しました。
懸念事項
今回のアップデートで注意した方がいいなと感じたことを記載します。
・過去プロジェクトの音源設定がリセットされて、音色が読み込まれていない状態になりました。ライブラリが今回のアップデートで更新される場合、現在作成中、または、過去プロジェクトが必要な場合は注意が必要かなと感じました。
・ダウンロードに非常に時間がかかる点、注意が必要です。個々のネットワーク環境によると思いますが、私の環境では500KB/sでしたので、それがサーバー側の限界や、混み具合が影響しているとすると、現状では多くのライブラリを移行しようとするとかなり手間がかかりそうです。