【DTM日記】各種ストリングス音源、バイオリン1の質感、使い勝手を検証、ショート、マルカート中心(QLSO,Vienna,Afflatus,CSS,Spitfire,TSS)

みなさま、年末を如何お過ごしでしょうか。私は、ストリングス音源の整理を行っております。

2年前に久しぶりDTMを触り始めて、viennaを購入してしっかりと音源を集め始めて以来、ストリングスだけ、なぜか増えていきます^^;

ということで、来年の製作に向けて、ストリングス音源の使い勝手や、音色感などを個人的に整理していきたいと思い、比較と検討を行ってみました。メロディなどで一番重要な、バイオリン1の音色に絞って色々と試行錯誤してみました。個人的に、ショートとマルカート系ロングの打ち込みやすさが、ストリングス音源の使いやすさに大きく関与していると考えていますので、ゲーム系バトルっぽい曲調のオケで比較してみました。

目次

各種音源の比較

プラグイン内でリバーブがかかるものは基本的にはオフにしました。マイクも、ドライな方向性としたかったので、ホールマイクを省けるものはなしに設定しました。

全て、ベタ打ち、(TSS以外はMIDIでのタイミング調整のみ行う)、エクスプレッション打ち込みなし、外部リバーブなしの設定です。

パンダさん

ありのままの君たちを見せてくれ

コパンダ

何様!?

EastWest QLSO

18人編成バイオリン1、Goldなので、マイク設定できないバージョンです。最初のスタッカート、発音されていなかったですが、ご愛嬌ということで^^;

Vienna Synchron SpecialEdition1

14人編成のバイオリン1、クロースマイク設定にして、プラグイン内のリバーブをオフ設定。

Strezov Sampling Afflatus Strings:

12人編成のバイオリン1のクロースマイク、デッカマイク(Afflatusでのリバーブオフ)

Cinematic Studio Strings:

10人編成バイオリン1とのことです。クロースマイク、メインマイクを使用、プラグイン内のリバーブ未使用です。

Impact Sound Works TokyoScoringStrings

8人編成のバイオリン1、ルックアヘッドモードで打ち込みを行いました。

Spitfire Chamber Strings:

4人編成のバイオリン1、プラグイン内のホールの位置を中間あたりに設定。

後半のLongアーティキュレーションだけを少し前のめりに修正しました。

色々と打ち込んでみた所感

音の質感について

最近は、もっぱらSpitfireで打ち込んでいたのですが、こうして改めて聴いてみると、全部の音源にいいところがあって、甲乙付け難い部分がありました。

EastWestは、本当に大編成な空間の大きさを感じて、壮大なシンフォニック感が感じられる仕上がりになりそうです。響きが大きすぎる点が普段利用しなくなった要因の一つでもありました。

大きめのオケの響きが欲しい時によく使うVienna SP1は、独特の柔らかな優しさ、きらびやかさがあって、これもいいなと感じました。ロング系で伸ばすようなところにはこの音色はすごく好みだなと感じています。途中はマルカートを使っていますが、これが、アタック部分にスピッカートをレイヤーできるのですが、今回は少し不自然になっているなとも感じられました。普段は、エクスプレッションで修正をして利用しています。(今回はエクスプレッションなし縛り)

Afflatus Stringsは、箱なり感というか、クラシカルな響きに感じられます。今までの音源より、弦を擦るリアルな雰囲気もあっていいかと思いました。マルカートを使ったのですが、アタック成分の立ち上がりの感じと、音の本体部分のバランスが良くて、とても気に入っています。

CinematicStudioStringsは、久しぶりに使ったのですが、すごくかっこいいなと感じました。そこそこの人数という中にも、芯のある雰囲気があって、こういった激しめの曲調にも合うのかなと思いました。音の立ち上がりは、スピッカートがレイヤーされているのですが、少し、アタックとロングの本体の部分の音量のダイナミクスがあっていない感じがしたので、この辺りも調整が必要そうです。

TokyoScoringStringsは、好きですw
Viennaっぽい音の柔らかさも感じられつつ、絶妙な音像感が、聴いているとテンションが高まる感じがしました。他の音源に比べて、奏者一人一人の息遣いが感じられるというか、ピタッと綺麗にまとまりすぎていない感じもいいですね。(この点は、おそらく後述するSpitfire Chamberと逆な気がします。)
音像は、少し中心寄り、リバーブ感はドライな印象もとても良い感じ。

SpitfireChamberStringsは、綺麗です。貴族感というか、高貴な感じがします。小編成ながらの音の芯もあって、こういった早めの立ち上がりが欲しいメロディラインにも、アタック感もちょうどいいです。

打ち込みのしやすさ

あまり使えていない音源(CSS、QLSOは久しぶりすぎて、Afflatusは買ったばかり、TSSも買ったばかり)もあるのですが、この曲を打ち込んだ時の直感的な感覚をそのまま垂れ流したいと思います。

EastWestは、スピッカートを少し前にずらしました。ロングの部分は、そのままにしてあります。個人的に、キースイッチでの利用がいいなと感じています。RAMもバイオリン1のキースイッチパッチで139MBと、優しいです。

Vienna SP1は、全体的に全部を前に少しだけずらしました。RAMは、バイオリン1で30MBと少ないですが、ちょっとよくわからないですが、リアルタイムに読みに行くような方式なのかなと思います。プラグイン内にCPUモニタがついているのでこれをみると、3〜5パーセントの間で動きます。CPUパワーの方が使う音源な気もします。
また、Violinパッチ、1と2のパッチがあるのですが、1と2が時々フェイズる時(ユニゾン時など)があって、おそらく内部的には、同じサンプルが利用されているのかなとも思いました。公式サイトでは、Violinsとしか書いていないので、もしかしたらそうなのかもしれません。

Afflatus Stringsも、MIDIノート全体を少し前に移動させました。バイオリン1で0.67GBのメモリです。

Cinematic Studio Stringsは、MIDIノート全体を少し前に移動させています。バイオリン1で1.55GBのメモリを使います。

TokyoScoringStringsは、ルックアヘッドモードという1秒遅延させてグリッドぴったりにする機能を利用しているので、MIDIノートのタイミングは完全にクオンタイズ状態にしました。バイオリン1で1.73GBのメモリ消費です。他に、マルチマイクパッチというものがあって、これを読み込むと他のマイクポジションも含めて全てオンにすると、バイオリン1だけで7GBくらいになります。マニュアルによると、一般的な利用は、今回利用した1.73GBのパッチに外部でリバーブを追加するような使い方が現実的なようです。

Spitfire Chamber Stringsは、スピッカート部分だけジャスト、ロングは若干前にMIDIを移動させています。メモリは0.64GB消費しています。

全体的に、打ち込みには、サンプルの頭のアタック成分を、曲のテンポ感にあう程度に移動させたりする必要があります。ショート系(主に今回はスピッカートを利用)はspitfireだけがタイミングジャストでいいかなと感じました。

TokyoScoringStringsのルックアヘッドモードですが、これは、タイミングジャストで合わせてくれるので、タイミング調整部分を考えなくても良いぶん、音源の特性に合わせた職能が必要なくなり、より曲のアーティキュレーションに集中できて良いなと思いました。また、レガートモードがMIDIノートの長さで自動で判定されるので、これだけアーティキュレーションが豊富です。(より詳細なベロシティ設定などでボウイングの設定もできます。)

まとめ

こうして色々な音源で打ち込んでみると、タイミングが微妙にあっていないロングとかがあったりしています、すみません><

この音源はこのくらいのずらし、という職能がとても重要で、自分にはそこまで能力が洗練されていないことがわかりました^^;
正直、打ち込んでいる間に、脳が勝手にタイミング補正して聴かせてくれるので、もう何が何だかわからなくなるという点も問題点だと感じました。

この点は、やはりTokyoScoringStringsのルックアヘッドモードが、とても役にたつと感じました。今何回か聴き比べても、一番タイミングなどが整って聴こえます。

一方で、作曲フェーズでは、リアルタイムにメロディを弾きたいです。この時、TokyoScoringStringsは、ゼロレイテンシーモードという、リアルではないけれど、発音に遅れがないような方式にできるのですが、これは、なんだかテンションが上がらなかったです。一応、スタンダードというレガートしてくれるモードもありますが、遅れが気になりました。

リアルタイムに弾きながら、テンションを上げつつ曲を作りたいという面からは、やはり、SpitfireChamberか、Afflatusのマルカートパッチが個人的に好みということもわかりました。

マルカートパッチを利用すると、立ち上がりをエクスプレッションでコントロールしながら弾くことができるので、できるだけロング系は、立ち上がりが早くてアタックをモジュレーションホイールなどで操作できるような形で演奏するという方法が個人的に好きなのです。

CinematicStudioStringsは、食わず嫌いというか、他の音源に行ってしまって、あまり使えていなかったので、意外といいなと感じ始めました。リアルタイムに弾く時も、マルカートで、アタックをエクスプレッションで操作すれば、サスティーンパッチのなんとなくしっくりこない感じも解消されるのかなと思いました。

ということで、個人的な音源の利用方法は、リアルタイム作曲は、SpitfireChamber、アーティキュレーションを落とし込む時はTokyoScoringStringsで行ってみようかなと感じました。また、大きいシンフォニックな雰囲気を出したい時は、CinematicStudioStringsかAfflatusを利用してみようと思います。QLSOはさらに大きい編成なので、別枠としたいと思いました。

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