足でモジュレーションホイールの操作を行いたく、エクスプレッションペダルを購入しました。
どうせ購入するなら、ある程度重厚なものが欲しいと思い、KorgのXVP-20を購入しました。音声のボリュームペダルペダルにもなる万能なものです。
ちなみに、私が普段使っているMIDIキーボードは、安価で有名なM-AudioのKEYSTATION88というもので、今のMK3の一つ前の頃のものかと思われます。マニュアルMK3と少し内容が違うようですね。マニュアルはこちらです。
そろそろMIDIキーボードもアップグレードしたいな・・・
KYESTATION88の背面には、サステインペダル以外に、VOLUMEという端子(1/4フォーン端子、標準フォーン)がついており、ここにエクスプレッションペダルなどを追加できる、とマニュアルにはありました。それ以上、説明はありません。
XVP-20接続
接続しましたが、挙動が明らかにおかしいのです・・・
最小値MIDI CC11の64、最大値が127なのですが、1%くらい踏み込むだけで127まで上昇する、というような現象です・・・
これは、ペダルが、壊れているの??と思いましたが、KYESTATION88を購入した時、そもそも、ヴォリュームスライダーのCCの挙動がいきなり値が飛んだり、鍵盤以外は動作不安定性が目立つ印象しかなかったので、疑いはKYESTATION88へと向きました。
今まで利用してきたKORG製品にそれだけ信頼があったということで、ちなみにすでにKORG製品はMIDIコントローラーしか使っていないという点には目をつむりますm__m
ここで、もうXVP-20はギターのボリュームペダルの使い道しかないのかと、諦めかけた時、KORGの神が脳裏をよぎりました。それは、寝室の押入れの片隅で出番を待っているかのような出で立ちでした。
歴戦のKONTROL49、召喚
14年以上前??に中古で購入して、10年前にDTMをやめてもずっと部屋の片隅に眠っており、DTMを再開してもKYESTATION88にとって変わられてしまったKONTROL49。自分、KORGのMIDIキーボードを持っていました(`・∀・´)
KORGのキーボードであればXVP-20が正しいか接続チェックができるはず。
KYESTATIONと場所をすり替えてKONTROL49を接続すると、懐かしい小窓のディスプレイが黄色とオレンジに光り始めました。
Logicで無事認識した様子。一安心です、まだ生きていてくれました。
KONTROL49には「PEDAL」という、こちらも1/4フォーン端子がついています。今までは、エクスプレッションペダルなぞを利用したことがなかったので、こちらも初めて知ることになりました。マニュアルもネットに落ちているものを確認しました。(もちろんDLしてバックアップ保存してあることは間違いありません)
XVP-20を接続すると、なんと、普通にCC11で0〜127の値を出力しているではありませんか。
XVP-20を運用するために
たかが1万ちょいのエクスプレッションペダルのために運用とかいう言葉を使ってしまいましたが、今の私には、DTMのスペースも金銭的余裕もないので、あるものは全て利用してでも、足でCCをコントロールしたいのです(·ε·`)
ということで、XVP-20運用作戦を考えました。
システム的な接続
まず、常時接続するキーボードにKONTROL49を追加して、稼働させることにしました。
そして、XVP-20を追加します。
普通にmacにUSBで複数のMIDIコントローラをつないでいるだけの状態ですが。
スペース的な問題
KONTROL49もMIDIキーボードなので、やはり、置くスペースがかなりきついなと思いました。
そこで、インテリア化の手法を編み出しました。
音楽をやっている人の部屋には、何台かキーボードが立てかけてあるのは当たり前です。また、立てかけて縦型にすることで、部屋の縦方向のスペースを利用することになり、場所的な問題も最小限に抑えられると考えました。
ギタースタンドたちの奥に鎮座しました。その出で立ちは、まるで、中にハードウェアのシンセ音源が入っているかのような顔つきです。
ということで、XVP-20運用作戦は、無事成功したと思われたのですが、最後に罠が待っていました。
ラスボス的なKONTROL49の設定
実は、まだ記載はしていなかったのですが、このKONTROL49、中古で購入した時から、小窓のディスプレイに文字が映らない、という現象が出ております。まあ、鍵盤が利用できればいいかなという気持ちで購入しましたので、そこを特に気にしておりませんでした。
今回問題となった点が、エクスプレッションペダルのCCの割り当てについてです。初期状態でCC11が動作するようになっています。マニュアルによると、設定を変更するには、KONTROL49で色々と操作を行わなければなりません。
そこで、私は心眼を使うことにしました。
※KORGのキーボードは素晴らしく、ディスプレイだけでなく、ボタン自体の発光も変化するので、ディスプレイがなくても、設定のステップ数がわかりやすいという神仕様になっていました。
CC0へエクスプレッションを変更する手順
1)SETTINGボタンを押しながらPAD10を押す
2)心眼を使って、ダイヤルを右に3クリック回す
3)エンターキーを押す
※マニュアルP35参照。
KONTROL49の電源を切っても上記設定が残るように設定する手順
さらなる事実で、一度USBを抜いて(電源を落として)、所定の壁に立てかけて、再度USBをつなぎましたが・・・またCCが戻ります・・・
ということで、設定を本体に保存します。マニュアルにも書いてありました。(P35)
1)SCENEボタンとPAD16を同時押し
2)「▷」を押す(本来はプリセット名みたいなものを入力する画面になるのですが、やむなくそのまま飛ばします。)
3、4)2回エンターを押す
※マニュアルP55
ということで、無事、エクスプレッションのための大きな機材が一つ、机の横に鎮座するようになり、めでたしです。
ちなみに、XVP-20の接続を考える時間より、この記事を作成する方が時間がかかったという結末も忘れてはいけない事実です。
ふぅ
今回の教訓
疑問符の残る教訓が頭をよぎりましたので、メモしておきます。
・ハードウェアはなんだかんだで役に立つ時がくる??
・エクスプレッションペダルはメーカーを合わせた方が良い??
・KORG製品は素晴らしい。