きらびやかで、密度が高い音のブラス音源が欲しいと思っていました。結局、Cinebrassにしました。しかし、Viennaもいい感じ、CinematicStudioBrassも操作性と音質のバランスが取れていて捨てがたい、全部欲しい、という結論です。
以下、選定過程の思考まとめです。
ブラス音源を選定したときの候補
検索での調査では、CinebrassとCinematicStudioBrassの感じかなと思いました。
Cinebrass core(とPro)
Cinematic Studio Brass
操作性が良さそうで、音の感じもとても良いと思い、候補に入れました。結構ブログでのレビューも多いです。
8dio Century Brass
2019のブラックフライデーで早めに50%オフになったので、demoのみの判断で購入してしまいました。
Vienna Dimension Brass
好きな音です。値段が高いので、今後試すとしたら、スペシャルエディションのVol6を買ってみたいと思います。とりあえず、ドングルから解放されたいと感じたので、Vienna以外の物をと思いました。
Spitfire Symphonic Brass
素晴らしいというレビューが多く、著名な作曲家も使用しているという点に惹かれましたが、demoなどで私が欲しいと思うものではなかったので、見送りました。端正でイケメンな感じのブラスなイメージがしました。
Performance Salmles Angry Brass Pro
Demoがとても好きなのですが、全体的に音が軽い気がしてます。
Performance Samles Caspian ※logicでは動作しないため断念
AngryBrassの軽いなと感じる部分がなく、重厚な感じがしてこの音源が欲しいのですが、Logicで動かないという悲劇。今後対応する予定はないそうです・・・
※20210518追記 Performance Samplesの公式ページで、商品のラインナップに見当たらなくなりました。
Cinebrass vs Cinematic Studio Brass
上記音源の中から、cinebrassとcinematic studio brassに絞り、どのような違いがあるかを検討しました。
海外の掲示板で以下のような音源を見つけました。
上記の情報の掲示板
0:32の部分(CinematicStudioBrass)と、1:28の部分(Cinebrass)の部分の荒々しい感じがCinebrassの方が好きでした。
操作性はCinematicStudioBrassかな、と思いましたが、好みの音を選ぶことにしました。
購入した音源とその感想
Cinebrass Core(とPro)
ぱっと弾いた感じ、とてもお気に入りの音です。うまく使いこなせるようになりたいです。
8dio Century Brass
全体的に音色が暗いと感じました。操作性が自分にあっていない、やはり、デモだけで判断してしまった後悔先に立たず。音、操作性ともに現段階では自分に合っていないような感じはしています^^;
Tubaの音色がとても良いと思います。単純にnkiファイルを読み込むと、アーティキュレーションが初期状態で1つのみの設定になってしまうので、Kontaktでアーティキュレーションを反映させた自分用の設定を読み込むようにすると使いやすくなります。
2020/01/20追記
CenturyBrassの使い方にかなり慣れてきました。キースイッチの自己流テンプレートを作成して慣れてしまうと、アーティキュレーションも豊富で、とても良い音源でした。
Hornの音色はFFに近いほどノイジーな音色ですので、CineBrassのほうが気に入っています。
TromboneとTubaがとても使いやすく重宝しております。
今回の経験
音源は、買ってみないとわからない点が多いと思いますが、以下のルーティーンを音源選定で行ってみようかなと思いました。
①ブログ、Twitterなどで良く使用される音源を絞る
②SoundCloudなどでメーカーのデモを聴き込む
音質の確認、自分が求める音が出せる音源なのかをある程度聞き分ける。
③実際の使用感レビュー動画をみる
youtubeのsample library reviewというチャンネルが結構丁寧に説明してくれている。
sample library review
④一晩寝る
欲しいという物欲に迷わされているため、判断を正常に戻すために時間をとります。そして、②と③をもう一度みる。
参考動画
映画音楽になるのですが、なんとなく参考にしようという動画がありましたので、貼ります。
動画では、Performance samplesのCaspian、Cinebrass、OrchestralToolsのBerlin Brassの音源をスターウォーズの音楽を題材に、それぞれどんな雰囲気か聞くことができます。また、良く使用する音源としてもSpitfireのsymphonic brassをあげています。
半年利用してみて:2020/06/10
8dio CenturyBrassがv2にアップデートされて、ラインナップにCenturyBrassLiteという全パートが入った、より簡単に利用できるブラス音源が追加されました。
全体的にとても良い出来だと感じていて、CenturyBrassLiteでスケッチや金管のパートの基本的な部分を作成するようになりました。
CenturyBrassLiteでブラスが必要なところに録音していき、CineBrassで補強していくみたいな作り方が今のところ自分に合っているような感じです。
CineBrassは、使い方に癖があるので、(例えば、スタッカートの場合、デフォルトの設定で、ベロシティが音の発音長さに影響したり)CenturyBrassの後にアーティキュレーションを作りこみたいときに利用するようになりました。お気に入りの音源は、トランペットの音色です。