PluginAllianceのSVT-VR、好きなプラグインでした。
気に入ったみたいだね〜
PluginAlliance(以下PA)にて、20ドルOFFクーポンで無料で手に入れたampeg SVT-VRのプラグインがとても好みでしたので、今までよく使っていたIKのamplitubeのSVTVRと音色感を比較してみました。
サンプルフレーズ
Finger(0:00)、Pick(7:00)、Slap(15:00)の順番でフレーズを弾いています。それぞれ同じ音声ファイルを利用しています。
それぞれ、音量を持ち上げるため、コンプとリミッターを後段にかけています。
PAのSVTVR
IKのSVTVR
大体似たような音色ですね〜
最初、PAの音色を録音し、それに近づけるイメージでIKのパラメータを設定してみました。
SVR-VRの設定と印象
今回は、次のようなアンプの設定としてみました。
PAのSVTVR設定
入力はoneのnormal、ultra-hiをオンにして、CHANNEL ONEはフラットな設定としています。キャビネットは、8発のキャビネットに57のダイナミック2本と、リボンマイクという設定がありましたので、こちらにしてみました。これは、IKのキャビネットの設定と近しいものになる設定のものを選択しています。
IKのSVTVR
同様に設定を行なっていきます。ここで、CHANNEL ONEのパラメータをいじらないと音の抜けが出てこなかったので調整しました。
PAのものと比較すると、上の帯域の抜けが抑えめな印象です。
特に、midrangeの音の変化具合は、個人的にPAの方好きでした。操作感がよく、うまく調整できる感じがありました。IKのmidrangeは、ダイヤルの最後の一絞りに大きく変化があるような感じで、可変抵抗のAカーブのような印象があります。
キャビネットは、同様に8発のものを選択し、初期設定で2本目のマイクがコンデンサとなっているものを57に変更しています。
それぞれの比較
UI
PAは、インターフェースに複雑さがない点が良いです。キャビネットも、プリセットを選択するだけなので、好みに近いキャビを選択するだけでOKです。
IKは、マイクの位置やスタジオなど、かなり細かく設定できる点が良いです。スタジオで録音セッティングするくらい細かくいじることができます。全体的にどちらの製品もampeg感があり、気持ちよく演奏できました。
シンプルに音作りができるPAと、拘った細部の音作りができるIKでした。
CPUリソースの消費量
LogicProXのバッファサイズ32にして、CPUの利用率を表示させてみました。
リアルタイムに録音したい場合、PAの方がCPU利用率が低くて良いと感じました。といっても、それほど気にする差ではないと思いますが^^;
音色の雰囲気
PAが荒々しさもあって、高域のざらつき感も簡単に出すことができる印象です。特に、midrangeの音色の変化がとても好きになりました。
対して、IKは、比較的整理された感じがあって、PAより大人しい印象を受けました。
どちらも似たような音作りはできるのですが、荒々しさを簡単に出すことができるのはPAのSVTVRみたいなイメージになりました。
PAのSVT-VR
https://www.plugin-alliance.com/en/products/ampeg_svtvr.html
IKのSVT-VR
amplitube5 maxにも含まれるようです。