プログラミング用のパソコンを買おうと思ってるんだけれど、どんな性能のものがいいのかな・・・
そうだね、ある程度性能の良いものを選んだほうが良いね
こんな人の役に立つかも
・今までスマホは使ったことあるけど、大学入学でパソコンが欲しい。性能の見方がよくわからない。
・今まで何となく会社支給のパソコンを使っていた、そもそもCPUとかメモリとかって何?
・プログラミングを始めたい。パソコンが欲しいけど、どんな性能が良いかわからない。
パソコンの性能が良い、悪いという判断には、いくつかの要素があります。その要素について解説しつつ、特に、プログラミングを始めるためにはどれくらいの性能のパソコンが必要なのか?を中心に私の所感を交えつつ記載していきます。
プログラミングに必要なパソコンの性能とは
プログラミングの初心者へのおすすめの選択
パソコンの初心者の場合は、インテルのcore i5、メモリ8Gバイト、SSDで128Gバイトを目安に選択するとよいと考えます。(2020年3月現在)
この性能であれば、後々プログラミングやらないとなってもword、excelなどの事務作業やネットはサクサクできますし、ある程度長く使えるパソコンになるはずです。また、この性能では、ノートパソコンでも10万ちょっとの値段、デスクトップは10万円以内で購入できるからです。
ノート型で購入しておけば、学生さんなら、持ち運んで学習もできますし、便利ですよ。
最近は、Amazonでも中古がとてもお値打ちで性能もよいものがありますので、まずは中古でパソコンを購入するのもありかと思います。
アマゾンの左の検索チェックボックスで画像のように絞り込むと見つけやすいです。
中古を選択するときの注意点
Amazonなどで購入できる中古パソコンを選択するときには、しっかり性能を確認したほうが良いです。
特に、中古の場合、SSDではなくハードディスクがついてくる場合がありますので、SSDとなっているかは要確認です。
また、私の住んでいる地域であるのですが、市町村が安く販売する中古パソコンがありますが、性能のわりに少し値段が高い気がします。Amazonの中古パソコンでまずは気に入った性能のパソコンがあるかを探すのが良いと思います。
中古ショップではワジュンPCさんがおすすめです。私も家族用に何台か購入させてもらっています。中古なので、使用感があるのと、見た目は一昔前のパソコンなので最新モデルのようにスタイリッシュなものはないのですが、性能のわりにコストパフォーマンスが高いパソコンを買うことができます。
私の購入基準
私は、大は小を兼ねるとイメージで、できるだけ良い性能のものを購入します。
良い性能のパソコンを使う必要性としては、
・プログラミングをするときには、統合開発環境というものを利用することがほとんどになってきました。プログラミングをするための開発用アプリケーションです。この開発アプリケーションは、遅いパソコンを使っていると、開発中に何回も動作確認を行うとにストレスとなります。
・プログラミングをするときに、動作確認をするためだけのプログラムを入れて動作を行うこともあります。作りかけのプログラムは完成形よりも処理が大きいことが多いので、より性能の良いパソコンの方がストレスがありません。
プログラミングをするなら、最低でも
インテルのcore i5、メモリは8ギガバイトを目安にするとよいと思います。私も、ノートパソコン等、持ち運ぶ用途のパソコンはこの程度の性能を目安に購入しています。
普段は、インテルのcore i7、メモリは16Gバイトのデスクトップパソコンで仕事用のプログラミングを行います。
また、ハードディスクではなく、SSDのものにしたほうが断然ストレスが少なく、上記の性能を選ぶと最低でもSSDで128Gバイト以上のものがついてくると思いますのでその程度であれば十分かと思います。もちろん、動画ファイルや、音声ファイルなど大きなデータをよく使う人は、256Gバイトや512Gバイト、1Tバイトなど、大きいほうが良いです。しかし、保存するディスクは外付けSSD等でも対応可能です。
プログラミングでは、開発用のパソコンはお金に余裕があるだけの良いスペックを購入するというのが私の意見です。
パソコンの性能に重要な要素
重要な要素は3つあります。
パソコンの性能を判断するために重要な要素は
・CPU
・メモリ容量
・記憶領域の容量(ハードディスク、SSD)
の3つを考えるとよいです。
それぞれがどのような役割をしているのかを見てみましょう。
CPUとメモリ、記憶領域には、人が作業をすることのように例えると上の絵のようになります。
CPU
実際に働くパソコンの中の人のイメージです。CPUには、2つの性能のかなめとなる要素があります。それが、コア数と動作周波数になります。
コア数
シングルコアは1人の作業する人がCPUの中にいるイメージ、デュアルコアは2人の作業する人がいるイメージです。
クアッドコアは4人、オクタコアは8人と増えます。4コア、8コアと表記されることもあります。
同じcore i5というCPUの名前でも、デュアルコアのもの、クアッドコアのものと細かく分かれます。
動作周波数
CPUは動作周波数というものがあります。1秒間に何回仕事ができるかというものです。
パソコンの性能表などに、1.9GHzとかかかれているものがこの動作周波数になります。この数字が大きいほどより早く処理ができるということで、高性能ということです。最大4GHzとか書いてあるときがありますが、これは仕事がたくさんあるときは一時的に4GHzまでの速さになるよ、という意味です。なぜ普段から最高の速度を出さないか・・・というのは、早く動くほどエネルギーを使うからです。そうすると、人が運動するように熱が発生します。常に最高速度で稼働していると、すぐに目玉焼きができる以上の温度まで上昇してしまいます。なので、普段は力を温存した速度で動作させているんですね。
昔のCPUは、シングルコア(CPUの中の人一人だけ)でできるだけ早い速度で動かすという進化をしてきましたが、熱を逃がすことにも限界が出ました。ですので、最近のCPUでは、ディアルコアなどにして、何人ものCPUの中の人にワークシェアリングをすることで熱の問題を回避しつつ、より早いCPUを目指しているんですね。
記憶領域(SSDまたはハードディスク)
記憶領域はデータを見つけるまでに時間がかかります。
でも、パソコンの電源を消しても記憶領域のデータは消えないという究極のメリットがあるのです。本棚に資料を探しに行くように、仕事をしようと資料をとりにいき、探さなければいけませんので、メモリと比べるとデータを見るために時間がかかります。
メモリ
メモリは机のイメージです。
メモリは、コンピュータの電源を消すとデータがリセットされてしまいます。その代わり、メモリに置いたデータはCPUさんからすぐにみることができる状態になっています。
メモリは机のイメージに例えました。メモリが多いほど広い机の面積ということです。机の面積が広いほど、多くのデータを机の上においてすぐに仕事をできる状態にしておきます。机の上にないデータは本棚である記憶領域までデータを探しに行かなくてはいけません。
机が大きいほうが資料等をだしっぱなしにできて、すぐに欲しい情報が目に入りますよね。
高性能なパソコンは、コア数が多いので同時にいろいろ処理ができ、メモリという名の机が広いので本棚までデータを見に行く手間が少ないです。また、本棚に保存してあるデータは膨大です。
その他の要素
GPUやグラボと呼ばれるもの
コンピュータグラフィックス(CG)をふんだんに利用したゲームや映像を扱ったり、映画のように映像効果をつけたりといった豪華な映像処理をするときに、このGPU(グラフィックボード)が高性能だと高画質な画像をスムーズに処理することができます。
コンピュータグラフィックスに関わる処理は、光の当たり具合の計算など、すごくいろいろな細かい計算をして豪華な画像を演出していますので、そのような画像関係の処理を専用にする職人のGPUがいることでCPUへの負担が軽減され、スムーズに処理できます。
最近は、このGPUを利用してグラフィック関連以外の計算も任せることができるようになってきています。
3Dゲームを開発する際にはもちろんこのGPUも考慮したほうが良いのですが、プログラミング入門時点では基本的にパソコンに備わっているもので十分と考えます。本格的にCGを使ったプログラミングを行う決断をしたら高性能なパソコンを検討したほうが良いです。
プログラミングを始めるためにパソコンを選んでみよう
これまで見てきた要素以外にもいろいろと要素はありますが、重要な3つの要素を理解して、自分でパソコンを選んでみてはいかがでしょうか?
パソコンの性能を見る要素は、今後プログラミングをしていくうえでも、自分が作成したプログラムがどれだけCPUさんを酷使しているか、メモリを使っているかなど、技術的にも必要な要素となってきますので、ぜひこれらの要素を理解して自分でプログラミング用のパソコンを選んでみてください。
※Surface Proを購入し、多用途でモバイルで高性能なのでおすすめです。以下の記事でレビューをしています。